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体験ものがたり

【第5話】母のリハビリが始まり 緊急入院以来の再会へ

<<【第4話】新型コロナウイルスの猛威に振り回され転院へ

腎不全が快方に向かい そろそろリハビリを始めようという矢先に
病院でコロナクラスタが発生。母も陽性になりコロナ病棟のある病院へ移ることに

 

転院した当時の母は 歩けず

自分からは率先して 動かず

食欲は

急性腎不全になった時から ほとんどなく

 

出された食事を2割ほどしか

食べていないとのことでした。

 

ミネラルとカリウムが不足しているので

点滴で時々補填していると。

 

しかも尿が出にくいので

身体の外に尿管をつけていました。

 

リハビリ以前に体力がガタ落ちです。

 

目次

コロナウイルスはほぼ発症しませんでした

 

コロナ病棟で入院後2週間

一回目のPCR検査で陰性が出ました。

 

一般病棟に移るには

もう一回陰性がでないといけません。

 

幸い それも無事にクリアして

やっと…やっと 待ち望んだ

 

リハビリが再開できることに!

 

そして兄と私に

リハビリをやっている廊下で見かけた

という形で

 

母との数ヶ月ぶりの面会が許されたのです。

 

母との再会

 

ナースステーション前の三叉路の廊下で待っていると

車椅子に乗った母が現れました。

 

私のことはマスクをしていても すぐわかったのですが

兄のことは

「あんた 誰?」と言いつつ

 

私の顔と交互に見て

兄もなんとか認識してくれました。

 

リハビリの様子をお子様にみせましょうねと

整体師の方が促すのに

 

「えーー 動きたくないのだけど」

 

と言いつつ

しぶしぶ見せてくれました。

 

腰をかなりホールドしてもらわないと

器具を押しながら歩くのも

おぼつきませんでしたが

 

口の方はたっしゃでしたので

兄と二人で安堵しました。

 

私は特に

せん妄でおかしなことを言ってたのを 経験しているので

よけいにホっとしました。

 

介護認定員がこの頃きたそうです

 

本来 介護申請後の

介護認定員の訪問は 家族同席でするのがデフォルトですが

 

入院中の場合は コロナ禍でもあり

病院側も最少人数が原則ですので

認定員一人で調査をされたとか。

 

この時の母はコロナウイルス陰性で一般病棟に移ったばかりで
リハビリも始めたばかり。しかもやる気がない。
尿管もつけたままの ざ・病人でした。

頭ははっきりしていたので 会話は問題なかったのですが
なんと後日出た判定が 介護度5で ケアセンターも家族もびっくりしました。

 

 

父は毎日のように病院に電話をするように

 

窓口は兄にしているし

何かあったら ちゃんと連絡がくることになっているから

 

何度言っても聞きません。

 

看護師さんも忙しいのだからと

申し訳なく思いました。

 

しかし 看護師は

母の担当でなかったとしても

担当の人にわざわざ聞いて

父に報告してくれました。

 

家でも

 

あんないいカミさんはいない。

俺にはもったいないくらいだ

 

そう恥ずかしげもなく 娘の私に

吐露するようになっていました。

 

口が達者でプライドが高く

決して謝らないような母に

はたからみていると 使われているような父でしたが

 

それもひとつの夫婦の形だったのです。

 

続きは【第6話】リボ払いの何たるかをわかっていなかった父

宵越しの金は持たないタイプの前に 毎月自転車操業に陥っていた原因は
多額のリボ払い(借金)でした。

 

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