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【第1話】地域包括支援センターでかかりつけ医を紹介される

<<【第0話】始まりは父からの深夜の電話

連絡は年単位でしてこない父から 母の様子がおかしいと電話が来て
次の日に実家へ行くと 本当に母はヘンでした。

 

母が寝ている合間を見て

市役所の支所に相談に行くと

 

地域包括支援センターを紹介されました

 

介護全般を担う公的機関だそうです。

すべてが初耳で 知らない事ばかりです!

 

電話をして訪れると

狭い事務所の中 区切られた場所に通されて

柔らかな雰囲気の方が 話を聞いてくれました。

 

堰を切ったように1時間

順番も何もメチャクチャで

今の状態を訴えてました。

 

どんどんおかしくなる母をどうしたらいいのか

不安でたまらなかったのです。

 

母の介護申請を出すように薦められました

 

「まず介護申請をしましょう。

 書類がそろえば 地域センターから市役所に提出しますので」

 

「何がいりますか?」

 

「書類そのものは印鑑があれば 代行で構いません。ただ

意見書を書いてくれる かかりつけ医の記入がいります…」

 

何しろ正月しか実家に行かないので

普段 両親の病気関係などわかりません。

そこで一度持ち帰り 父に聞くことに。

 

驚きの病院歴!

 

皮膚科は 〇〇皮膚科

腰痛は 〇〇整形外科

眼科は 総合病院の眼科

呼吸器は 総合病院の呼吸器内科

 

その他とにかく ピンポイントで該当診療科に行っていた上

「風邪では病院行かないなぁ。

 寝てれば治るしな。ははは」

 

なんと

町の内科医院に行ってなかったのでしたぁぁぁ

 

事の次第を 地域包括支援センターに報告すると

 

「わかりました。

時々そういう方もいらっしゃるのですよ」

 

「町内に初診でも意見書を書いてくれそうな医院がありますから

 そこに行ってみてくれませんか」

 

既に診療時間は過ぎていたので

明朝午前に連絡をしてみることに。

 

母は ほとんど寝ていました。

トイレに行きたいということもありましたが

身体にまるで力が入らないので 父と私の二人がかりで

ベッドからトイレの移動に30分。

食事もとらず水分もとらず このまま亡くなるのではないかと思ったほどです。

 

介護タクシーのありがたみ

 

次の日 紹介された△△医院に連絡をと思った矢先

鎮痛剤2種を処方した 整形外科の薬局から電話が来ました。

 

薬剤師から電話なんて絶対おかしいよね とは

後で話したものですが

その後の母の様子を聞き 整形外科の先生とも共有すると。

 

問題なのは そのやりとりのおかげで

午前中に△△医院に行かれなかったことです!

 

初めて介護タクシーの存在を知る

 

午前中に予約の電話をしました。

午後の診療時間15時に合わせて 母を連れて行くことに。

 

進展があればいいと思いながら

まるで動けなくなった母を

どう 父の車に乗せるかという事に気付き

 

△△医院に再電話。

 

往診はしてないとのことで

それなら 介護タクシーを使うといいですよと

わざわざ2ヶ所ほど電話番号を教えてくれました。

 

もうホント無知でしょーもないです><

 

介護タクシーの神業

 

その日は主人も応援に来てくれてました。

介護タクシーが来たので 動かそうとしたのですが

父、主人、私の3人で抱えてもピクっとも動かせません。

 

すると介護タクシーの方が

「中に入って介助すると500円ほど料金が発生しちゃうんですが…」

 

いやいや お願いします!

 

と頼んだ結果

3人で動かせなかった 体重60Kg超の母を

サクっと持参の車椅子に載せ

 

タクシーに固定して病院に運んでくれました。

 

プロって凄いです。

 

タクシーを待つ時 母が失禁していたので 着替えさせることになりました。…た。

父は 決して寝室には入らず 外から

「おまえ(私の事) 頼むよ。やっぱこういうのは女同士でないと」

とかなんとか言って 自分でやる気がありません。

後日 カミさんの名誉だ誇りだ 傷つけたな謝れと 認知症による作話で周りを疲弊させるのですが

自分が最後まで面倒を見るんだ という意思はなかったようです。

 

急転直下の緊急入院

 

母を見た瞬間 先生は

 

「これは認知症検査をして 意見書を書くどころじゃない。

 すぐ入院させないと 土日(その日は金曜日)放置したら危ない」

 

そしてすぐに受話器をとると

総合病院の内科に連絡をして

 

緊急じゃないけど急ぎだから

開眼しているだけで反応なし

すぐ検査が必要!

えっ? 入院だよ。ベッド用意して!

 

 

待合室で待っていると

 

総合病院から受け入れると 

連絡があったから 今からすぐに病院へと。

 

看護師さんに紹介状などの書類を渡されました。

 

再び 先の介護タクシーに連絡して

移動をお願いしたのですが

この方が本当にいい人で

 

「もし 入院できなくて家に帰るということになったら 連絡してください。

 自分は今から歯医者に行くのですが 19時くらいまでは対応できますので」

 

といって名刺を置いていきました。

 

介護タクシーって値段いくらなのだろうと思ったら

部屋に入った500円が加算されただけで 後は通常のタクシー料金でした。

 

人の暖かさに触れて ありがたく思った瞬間でした。

続きは【第2話】急性腎不全の診断に父が自分を責め始める

病院で検査の結果 伝えられたのは"急性腎不全"
狭心症はあったけど腎臓が悪いとは誰も知りませんでした。
しかもその呼び水になったらしいのが・・!

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