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【第3話】30年ぶりに一緒に暮らして発覚した仰天の金銭感覚

<<【第2話】急性腎不全の診断に父が自分を責め始める

母の状態は相当ひどい腎不全で 処置をして改善しなければ 透析も覚悟してくださいと。
父は整形外科の薬が悪かったのだと落ち込みました。

 

母はとにかく1週間は水分の点滴で

様子をみるしかなくなり

 

いきなり一人になった 父の精神状態を

兄や主人が心配するので

私はしばらく泊まり込むことになりました。

 

34年ぶり・・・結婚して家を出て以来ですか

 

流石に父も 申し訳ないと思いつつも

誰かいてくれることには 安心があるらしく

 

悪いな

 

と言いつつ 二人の生活が始まりました。

 

父が誇らしげに出してきた支出予定表

 

実家には 毎年正月に2日ほどいるだけで

後はほぼ電話も 会ったりもしないという

 

便りのないのは無事な証拠を地で行く

個を重んじるドライな家族です。

 

ある時 父が

年金が2ヶ月に一回だから

2ヶ月ずつエクセルで 支出予定表を作っているんだ!

 

と2~3月(年金は偶数月の15日に支給されます)の表を

カード会社の明細表と共に見せてくれました。

 

企業年金を 結構もらっているのにも関わらず

毎月繰越金が まったくありません。

 

カード払いも二つあって

毎月合わせて40,000円以上返済してます。

 

何を払っているのでしょう?

市営住宅の賃貸なのに??

 

恥ずかしながら 私はカード会社の明細の見方が
よく分からなかったので 写真を撮って 主人に見てもらいました。
後日 とんでもな金銭状態が発覚します。

 

世話になってる気持ちと喜ばせたい悪い癖

 

近くにケーキ屋さんがあり

父は 本当に始終買いに行ってました。

 

一個500円の和栗のモンブランです。

 

確かにとっても美味しいので 感激したのですが

喜んだのがいけなかったのか

 

何かというと買ってきます^^;

 

その裏で

コンビニでキャッシングをしていたとは

その時は知りませんでした。

 

昭和ヒトケタの両親は

義を重んじるあまり

 

何かプレゼントされた時は 全返しします

 

このモンブランも同様で

自分の懐が寂しかろうと

借金しても

 

気持ちを形にする・・・というのが

現れた形でした。

 

とんでもありません!

 

その後も私が買い物に行っている時

寝ている時を見計らって

車でモンブランを買いに行ってしまいます。

 

気持ちだけで充分。ありがとう。と言っても

「好きだろ?」と意に関さないのです。

 

困り果てました。高いのに。

 

母の容態が改善し リハビリの道が開けた

 

二人の生活が一週間ほどたった頃

病院との連絡係をしている兄から

 

母の腎臓が働き始めて

数値もよくなってきたこと。

 

当面 透析は必要ないこと。

が伝えられました。

 

私としては

母のせん妄が気になっていたのですが

看護師とも会話ができているそうで

とても安心しました。

 

再度 病院で医師から説明を聞き

 

このままもう少し水分を入れ続けて

腎臓の働きをよくすること。

 

ある程度元の状態まで戻ったら

その後は 歩けなくなっていたので

リハビリをしましょうと。

 

あぁ よかった。

 

これでリハビリが上手く行けば

元の生活ができるなと

安堵し始めた時

 

突然 母は隔離病棟に行くことになったのです。

 

入院してた大部屋の一人の方が

コロナウイルス陽性になって

母は濃厚接触者となったのでした!

 

続きは【第4話】新型コロナウイルスの猛威に振り回され転院へ

腎臓の数値も快方に向かい 後はリハビリで歩けるようになればと思った矢先
病院内でクラスタが発生してしまいました!

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