2月に母が倒れてから 延べ2ヶ月日数分くらい
父と同居になったわけですが
私の家族のことも
心配してくれるので
父はしきりに帰れと言います。
こちらもストレスがたまりまくり
些細な事に我慢ができなくなってきたので
家に戻ることも多くなっていました。
しかし
帰ると待っていたのは
電話地獄です。
目次
朝から晩までお構いなしになるベル音
父はかなりのせっかちです。
ベル音も何回も待てないので
気が付いて電話機の場所に行って
とった途端切れるのは日常茶飯事。
で あぁ切れちゃったで 戻ると
また電話
そして取ると切れる。
日曜の朝7時から
ベッドから出て電話をとると切れる。
戻るとまた鳴る。また切れる。エンドレス
しかも
繋がった時に父が言ったのは
「起きてるかと思って」
バカヤロウ!
日曜の朝に そっち都合で
かけてくるんじゃねーーっ(怒)
曜日感覚が認知症でなくなっているので
土日と平日の区別がついてないのですね。
たまりかねて
緊急以外は14時~16時と
電話機に貼り紙をして
よくよく頼みました。
1時間で8回の電話
せっかちなので 一回の電話時間はそう長くありません。
しかし
気になるとすぐに回答を求めて
電話が来ます。
そして
「あぁ そうか。わかった」
と納得して電話を切るも
その10分後には
同じ内容をまた聞いてくるのです。
14~16時って言ったじゃないとか
もう〇回目よ・・・(いいかげんにして)
と不機嫌そうな声出すと
そういうのは 敏感にわかるのですね。
そんな言い方しなくていいじゃないか。
こちらはヘトヘトですよ…
ポイント
認知症の父にとっては
何度かけても"初めての電話"です。
さっきも言った、教えたと言っても
覚えていません。
心底 ズルイ病気だと思います>認知症
本人は勝手気ままに自由。
消えた記憶は 都合のいいようにつなぎ合わせて作話。
事実と違うと修正するとキレます。
この時は記憶のなくなる不安に
父はあがなっているという認識は
持てませんでした。
こちらの疲弊が大きすぎるのです。
ベル音の最初の「プッ」におびえる日々
今の世の中
固定電話に電話をかけてくるような方は
ほとんどいません。
それが もういつ「プツ」と電話が鳴り始めるか
構えざるを得なくなって
ストレスで家族全員 胃がおかしくなりました。
折り返し かけると
自分がかけようとした時の内容を覚えていないので
またすぐ電話がくる始末です。
電話地獄の対処法
ありません。
丁寧にその都度説明や納得をしてもらい
それが根付くまで何度もつきあうしかない。
パターン的なものはあります。
生活に変化が生じた時
不安につながって 電話をしてくる。
私が訪問した次の日も
やたら電話をしてきます。
人恋しいのだと思います。
時間を決めたものの
それ以外の時間を 丸無視できないのは
緊急性があるものが
潜んでいるかもしれないからです。
どうしろっていうのでしょうね。
メモ
その後 ベル音そのものが身体に悪いのに気が付いて
電話機のベル音をオフにしました。
しかし 点滅ランプでしかわからないので
緊急時はマズイなと。
最終的に 父専用にスマホを用意し
固定は電話機がならなくなって壊れたということで
スマホで話すことに。
ベル音がしないだけ
だいぶ平穏に取れるようになりました。