主人が定年退職して6年目になりました。
お互いほとんどの時間を 家で過ごしていますが
何事もなく 緩やかな生活をしています。
秘訣というほどではありませんが
こうしてたら 何となく上手く行ってるよ
というお話です。
意識して気を付けたのはこの5つ
夫婦は元々他人です。
子供は血がつながっていますけど
夫婦にはありません。
それを改めて考えると 方向が見えてきます。
- 生活エリアを分ける
- 過干渉しない
- 任せたことに口を出さない
- やってもらったことは「ありがとう」を伝える
- 行先は必ず伝える
別に 家族会議を開く必要はないのですけど
定年を迎える主人の方が 数年前から
夫婦だけで家にいる生活 というのを
考えていたようでした。
私は ずっと家にいる専業主婦で
時々サークルに出かける程度の 家大好き人間なので
過度に二人が 顔を突き合わせることなく
各々が好きな事をするにはどうしたらいいか
がキーワードになります。
生活エリアを分ける
四六時中 顔を突き合わせていると
それは ウザくなってくるのは当たり前です。
私には自室がありませんので、それまでと同じく台所のあるリビング。
部屋を持っている主人は自室で
一日を過ごしています。
顔を合わせるのは 基本、食事の時だけです。
過干渉しない
何をして過ごしているのか 互いに自分から言い出す事はあっても
聞き出すことはしません。
もちろん 主人の部屋(鍵などはありませんが)に入る時は
一声かけます。
家では子供部屋に入る際も ノックか声掛けはします。
幾つになっても子供は子供かもしれませんが
プライバシーの尊重は必要と思います。
任せたことに口を出さない
買い物を頼んだりすることも 出てきます。
買ってきてくれたものを見て もっと安いのあったでしょう?などと
思っても言ってはいけません。
買い物をしてきてくれたことに対して
「ありがとう」と感謝の言葉を添えます。
不思議と こちらが言わなくても 自分で学んでいくようで
食パンは日付を見るようになったし
嗜好品のコーヒー牛乳は安いお店で買ってきてくれたり
最近はポイント還元の高い日に 買い物に行ってくると
出かけていくようになりました。
やってもらったことは「ありがとう」を伝える
買い物に限らず
朝のゴミ出しや布団の上げ下げ、庭の草むしり、
それこそ 濡れたタオルの交換や新聞紙のまとめなど
言い出したらきりがないのですが
頼んだ頼まないに関わらず
やってもらって助かったことには「ありがとう」と伝えます。
これは 定年後の生活に限らず
一つ屋根の下で暮らしているのですから 当たり前のことと思うのです。
もちろん 子供に対してもよく言います。
(お風呂掃除や台所の片づけ等 例えそれが当番であってもです)
行先は必ず伝える
外出というほどのものではない
近所のスーパーや病院などに行くときでも
一言かけます。
生活エリアを分けている というのもありますが
何かあった時に 所在がわからないのは怖いからです。
基本的に私がリビングにいるので
戻ってくると顔を出してから 自室へ向かってくれるので
助かっています。
付けたし
驚いたことがありました。
定年になって家にいるようになった最初に
「お昼は自分がつくるから。麺類でいいなら」
と申し出てくれたのですね。
主人は料理好きではまったくなかったので びっくりしたのですが
私も料理は苦手なので もろ手を挙げてお願いしました(笑)
毎日のお昼の献立を考えて 買い物から料理までしてくれます。
(洗い物は感謝を込めて 私がやります)
最初の頃は フライパンにくっついてばかりだった焼きそばも
今や私よりはるかに上手く
どの料理も野菜が多めに入っているので 栄養的にも万歳な私です。
後で聞いたところによると
お昼くらい担当しないと悪いな…と思ったとのこと。
そういえば 子供が産まれた時も お風呂は自分が入れるから と言って
夜中に帰ってきても 必ずやってくれていました。
まとめ | 相手の過ごしやすさを考えて行動する
もちろん うちの場合であって
上手く行く方法は これ以外にも沢山あると思います。
何に対しても言えることと思いますが
「自分の思い通りにしよう」と思わないことは大切です。
これから 終わりへの道を共に歩むパートナーです。
一日一日は それまでよりも もっと貴重な時間になります。
言い争いやストレスで無駄にしない様
お互いに思いやりを持って過ごすのが いい老後への一歩かなと思います。